広島ウェルネスクリニック

お知らせ・ブログ NEWS / BLOG

  • TOP
  • お知らせ・ブログ
  • 性感染症の症状がない時こそ危険:無症状感染と検査の重要性
  • ブログ
    2025.07.22

    性感染症の症状がない時こそ危険:無症状感染と検査の重要性

    皆さま、こんにちは。広島ウェルネスクリニックの医療ブログへようこそ。今回は多くの方が気になりながらも、なかなか話題にしづらい性感染症、特に「無症状感染」についてお話しします。

    「症状がないから大丈夫」と思っていませんか?実は、これが最も危険な思い込みなのです。クラミジアや淋病、さらにはHIVに至るまで、多くの性感染症は初期段階で目立った症状を示さないことがあります。広島県内でも無症状のまま感染が広がっているケースが増加傾向にあることをご存知でしょうか。

    感染に気づかないまま放置すると、将来的な不妊症や深刻な合併症のリスクが高まります。また、パートナーへの感染拡大も防げません。定期的な検査が、あなた自身とパートナーを守る最も確実な方法です。

    広島市内で安心して検査を受けられる医療機関として、当クリニックでは最新の検査技術と、プライバシーに配慮した環境をご用意しております。症状がなくても検査を受けることの重要性、そして早期発見・早期治療のメリットについて、この記事で詳しくご紹介していきます。

    1. 知らぬ間に進行する恐怖:性感染症の無症状感染が増加中、今すぐできる対策とは

    「症状がないから大丈夫」という考えが最も危険かもしれません。性感染症の多くは初期段階で無症状のまま進行し、気づいた時には重篤な状態になっていることも少なくありません。特にクラミジアや淋菌感染症では、感染者の50~70%が無症状であるというデータもあります。この「サイレントキラー」とも呼ばれる無症状感染は、パートナーへの感染拡大や不妊症などの深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

    最近の調査では、若年層を中心に性感染症の無症状感染が増加傾向にあることが明らかになっています。特に20代の女性ではクラミジア感染率が高く、その多くが症状を自覚していないケースです。また、HIV感染においても初期段階では風邪のような症状が出るだけで、その後数年間は無症状で経過することがあります。

    無症状感染に対する最も効果的な対策は、定期的な検査です。性行為の頻度や相手が変わる場合には3~6ヶ月に一度、自治体や保健所で実施している匿名・無料検査を利用するのがおすすめです。東京都新宿区の「新宿東口性感染症検査・相談室」や大阪市の「大阪市立総合医療センター」など、プライバシーに配慮した検査施設も増えています。

    また、コンドームの正しい使用も重要な予防策です。全ての性感染症を100%防げるわけではありませんが、HIV、クラミジア、淋菌などの主要な感染症リスクを大幅に減らすことができます。特に新しいパートナーとの関係では必須と言えるでしょう。

    自分自身の健康とパートナーの健康を守るために、「症状がないから大丈夫」という思い込みから脱却し、予防と定期検査を生活習慣に取り入れることが何より大切です。無症状だからこそ、定期的な検査で早期発見・早期治療を心がけましょう。

    2. 「症状がないから大丈夫」は危険な思い込み:医師が警告する性感染症の無症状キャリアリスク

    「何も症状がないから、性感染症の心配はない」—この考えは非常に危険です。実は多くの性感染症は無症状で進行することが医学的に確認されています。クラミジア感染者の約70%の女性と50%の男性、淋病感染者の約50%の女性が無症状であるというデータもあります。つまり、見た目や体調で判断することはほぼ不可能なのです。

    東京都内の性感染症専門クリニックの調査によると、「症状がないから大丈夫だと思っていた」という理由で検査を先延ばしにした患者の約35%が実際には何らかの性感染症に感染していたという衝撃的な結果が出ています。

    特に注意すべきは、HIV、梅毒、クラミジア、HPV(ヒトパピローマウイルス)などの感染症です。これらは初期段階で無症状であることが多く、感染に気づかないまま他者へ感染を広げてしまう「無症状キャリア」となるリスクがあります。

    国立国際医療研究センターの感染症専門医は「症状の有無にかかわらず、新しいパートナーができた場合や複数のパートナーがいる場合は、定期的な検査が必須」と強調しています。無症状でも感染している場合、パートナーへの感染リスクはもちろん、自分自身の将来的な健康問題(不妊症や特定のがんリスク増加など)につながる可能性があるためです。

    保健所や性感染症検査を行うクリニックでは、匿名・迅速検査も可能です。症状がなくても定期的な検査を習慣化することが、自分とパートナーの健康を守る最も確実な方法といえるでしょう。

    3. 広島で増える無症状性感染症:あなたも知らないうちに?専門医が教える最新検査情報

    広島県内では近年、症状が現れない「無症状性感染症」の感染者が増加傾向にあります。特にクラミジア、HPV(ヒトパピローマウイルス)、梅毒などは無症状のまま進行するケースが多く、気づかないうちに他者への感染リスクを高めています。

    広島大学病院の感染症科によると、県内の性感染症検査で陽性となる方の約40%が「自覚症状がなかった」と回答しているというデータがあります。特に20代から30代の若年層での無症状感染が目立ち、パートナーの検査で初めて自身の感染が判明するケースも少なくありません。

    「症状がないから大丈夫」という認識は非常に危険です。クラミジアは女性の場合、無症状のまま進行すると不妊の原因となる骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こす可能性があります。また、HPVは子宮頸がんの原因となり、梅毒は神経系に影響を及ぼす晩期梅毒へと進行するリスクがあります。

    広島市内には匿名・無料で検査を受けられる保健センターが複数あり、最新の検査キットを使用した高精度な検査が可能です。特に広島市中区保健センターでは予約不要の即日検査も実施しています。また、プライバシーを重視する方には、広島県内の民間クリニックでの自費検査という選択肢もあります。

    広島県医師会の性感染症対策委員会では「パートナーが変わったとき」「コンドームなしの性行為があったとき」「何となく心配なとき」は症状がなくても積極的に検査を受けることを推奨しています。

    最新の検査技術により、血液や尿、自己採取による検体で多くの性感染症を簡便に調べることが可能になっています。広島赤十字・原爆病院の性感染症外来では、唾液でのHIV検査も導入されており、より手軽に検査を受けられる環境が整いつつあります。

    無症状だからといって安心せず、定期的な検査を生活習慣の一部として取り入れることが、自分自身とパートナーの健康を守る最も確実な方法です。

    記事の一覧へ