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- 2025.03.27
知識が命を守る – 感染症の正しい理解と対処法
# 知識が命を守る
- 感染症の正しい理解と対処法
私たちの生活において、目に見えない脅威として常に存在する感染症。新型コロナウイルスの流行を経て、多くの人が感染症に対する意識を高めましたが、正しい知識を持つことがいかに重要かを実感した方も多いのではないでしょうか。
感染症とは何か
感染症は、細菌やウイルス、真菌(カビ)などの病原体が体内に侵入して増殖することで引き起こされる疾患です。風邪やインフルエンザから重症感染症まで、その種類は実に様々です。
感染経路は主に以下の4つに分類されます:
- 飛沫感染:くしゃみや咳などで飛び散る小さな水滴を通じて感染
- 接触感染:感染者との直接接触や、ウイルスが付着したものに触れることで感染
- 空気感染:病原体を含む小さな粒子が空気中を漂い、それを吸い込むことで感染
- 経口感染:汚染された食べ物や水を摂取することで感染
代表的な感染症と症状
インフルエンザ
突然の高熱、頭痛、全身の倦怠感が特徴です。乳幼児や高齢者では重症化しやすいため注意が必要です。
感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)
激しい嘔吐や下痢、腹痛などを引き起こします。脱水症状に注意が必要で、特に子どもや高齢者は重症化リスクが高まります。
結核
咳、痰、発熱、体重減少などの症状が続きます。現在も国内で年間約1.5万人の新規患者が報告されている重要な感染症です。
感染症から身を守るための基本
1. 手洗いの徹底
手洗いは最も基本的かつ効果的な予防策です。石鹸を使って30秒以上、指の間や爪の間まで丁寧に洗いましょう。
2. 適切なマスクの着用
飛沫感染を防ぐために、周囲に感染者がいる場合や自分が体調不良の際はマスクを着用しましょう。
3. バランスの良い食事と十分な睡眠
免疫力を高めることも重要です。ビタミンやミネラルを含むバランスの取れた食事、質の良い睡眠を心がけましょう。
4. 予防接種
インフルエンザや肺炎球菌など、予防接種が可能な感染症については、積極的に接種を検討しましょう。
感染症にかかったと思ったら
感染症が疑われる症状が出た場合、まずは自宅で安静にし、水分と栄養を十分に摂取しましょう。症状が重い場合や改善しない場合は、必ず医療機関を受診してください。
受診の際は、事前に電話で症状を伝え、医療機関の指示に従うことが大切です。特に感染力の強い疾患の場合、院内感染を防ぐためにも受診方法について相談することをお勧めします。
地域の健康を守る医療機関の役割
広島ウェルネスクリニックなどの地域の医療機関では、感染症の診断だけでなく、予防接種や健康相談なども行っています。定期的な健康診断を受けることで、感染症にかかりやすい体質や基礎疾患の早期発見にもつながります。
まとめ
感染症は正しい知識と対策で多くが予防可能です。日常的な手洗いやマスク着用などの基本的な感染予防策を実践し、体調不良時には早めに医療機関に相談することで、自分自身だけでなく、周囲の人々の健康も守ることができます。
感染症に対する正しい知識が、あなたとあなたの大切な人の命を守ります。日々の生活の中で、感染予防の習慣を身につけていきましょう。